ご挨拶
院長挨拶
2024年7月1日に院長に就任した鍋島紀滋です。
私は1986年に京都大学を卒業し、内科、特に消化器内科を専門とし、今まで病院勤務を続けてきました。このたび、ご縁があり、ここ医療法人社団 松仁会 内田病院に勤務することになりました。
私はこれまで大学病院や地域の基幹病院など、いわゆる大病院で勤務してきましたが、いつのころからか考えるところがありました。近年の医療の進歩にともなって、内科は、循環器、呼吸器、消化器内科などに専門分化しています。大きな病院に行くと、内科だけで診療科目が10近くもあり、患者さんはどの内科を受診したらいいのか困惑されることも多いと思います。特に食欲がない、身体がだるい、熱がある、など特定の臓器をすぐに思い浮かべられないような症状の患者さんは、どの診療科を受診したらいいのか困ってしまうでしょう。
私が大学を卒業したころは、内科はひとつでした。内科医はいろんな病気を診るものでした。私が内科に進んだのも、自分の家族が病気になった時に診療できるようにという理由からでした。最近は高齢者が増加し、複数の病気を持っている患者さんも多くなりました。そのような方は、いくつかの内科を掛け持ちしています。
私は今こそ以前のような内科医が必要とされていると感じています。私はあと何年医師として勤務できるかどうかわかりませんが、今後は、何でも相談できる内科医師として、地域のみなさんの役に立ちたいと考えました。
もちろん、内科一般の診療だけでなく、内田病院には大学病院などからの各科の専門医師が非常勤で診療をしています。また高度医療を行っている病院とも密接に連携しています。専門的な医療が必要な方には高度医療を提供することも可能です。
地域のみなさまが安心して受診できるような医療を提供することを、院長としてお約束します。ご心配なことがあれば、お気軽に当院にご相談下さい。地域のみなさまの健康に貢献できるよう努めたいと思っています。